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箱庭用語集

魔神の箱庭シリーズに登場する用語を紹介しています。反社会的な要素を含みますのでご注意下さい。

目次

  1. 世界
  2. 元素
  3. 瞳色
  4. 身分
  5. 組織
  6. 文化・風習
  7. 人工生物

世界

魔神の箱庭[神の箱庭] ましん-の-はこにわ / かみ-の-はこにわ
によって構築された世界。通称『箱庭』。「北世界」と「南世界」の二つに分けられる。
ウンディーネの怒り
北世界と南世界を区切っている通過不可能な境界線。
北世界[裏世界]
Artificial Rose』と『赤い眼の魔女の国』の舞台。神の箱庭の北部にあたる。
大規模な戦争によって起こる魔神伝説を防ぐ為、人々は支配欲を奴隷に向けはじめた。その結果、魔神伝説が激減し北世界にとって奴隷制度は無くてはならないものになった。
奴隷制度を維持する為、人々は奴隷を進化させる技術を身に付けていった。その過程で白魔術錬金術が磨かれていった。
また、奴隷制度に背く者を出さないよう徹底した情報規制が行われている。
それから北世界では天候や宇宙を司るの存在が知られていない為、自分達の力ではどうにもならない「天気」を予測する占い師や宗教家の存在も重要とされている。
スティーア大陸
三大公爵が支配する北世界列強大陸で、周囲の大陸や島に多大な影響を与え続けている。陸続きでありながら東部・中部・西部では気候や文化が大きく異なる。
レッガス公国[スティーア東部]
アラバンダ=レッガス公爵家が統治している氷の国。通称『レッガス』。女尊男卑社会である。
優れた赤眼の女性魔術師が多いことから『魔女の国』とも呼ばれている。神を崇拝する一方で、奴隷制確立のための人種改良を行っている (「レッガス研究所」参照)。
シルゾルト公国[スティーア中部]
ショール=シルゾルト公爵家が統治している国。通称『シルゾルト』。
蒸気機関を発展させることで、に依存する事からの脱却を図ろうとしている。その一つとして「ホワイトパール孤児院」という試みがある。
また、シルゾルト人に対する悪口として「まみれ」というものがあり、蒸気機関と炭坑の国である事を表している。
ブリンガル公国[スティーア西部]
アルジャン=ブリンガル公爵家が統治している国。通称『ブリンガル』。
キメラ作製技術に長けており、多くのペガーズリコルヌを産出している。
カクタス大陸[カクタス連邦]
レッガス公国に事実上植民支配されている大陸で、土地の殆どを砂漠が占める。通称『カクタス』。「ウンディーネに見放された地」と考えられており、長い乾季による水不足に悩んでいる。また水葬を行っているためか大陸近海の海洋生物は凶暴極まりない(人食い)。
観賞用奴隷黄色い瞳を生み出した地で、古来より身分制度が徹底され、宗教魔法が重要視されている。
ラクダが多く生息し、砂漠に強いブドウで作られた赤ワインやハチミツは北世界各地で好まれている。
内地と外地
カクタス人が使う言葉。カクタス大陸を『内地』、それ以外を『外地』と呼ぶ。またカクタス出身者を「内地人」、それ以外を「外地人」と呼ぶ。
ラクダ
カクタスで神聖とされている動物。移動や力仕事に使うのは勿論のこと、食用、競駝、戦闘にと、様々なシーンで活躍している。カクタスで駱駝を見ない日は無いと言っても過言ではない。外地人がカクタス人に放つ悪口の一つに「ラクダ野郎」がある。
なお、カクタスのラクダは品種改良によって馬並みの乗りやすさとなっている。
ユース=メルス島
ウンディーネの怒りの真北、スティーア大陸の南に位置する大きな島。
ブリンガル領ナール
ユース=メルス島の西側に位置するブリンガル公国領。通称『ナール』。かつてはナール生まれのナール皇帝が存在したが悪政で滅亡した。
華やかなブリンガル公国の影的な場所で、研究所周辺はモンスターが辺りをうろついており大変危険であり、また土に毒性がある為農業が出来ない状態にある。
パーパス国
ユース=メルス島の東側にあり、神の箱庭の中心に近いとされている小国。
義肢職人や観天望気士、天体観測士が有名だがそれを専門職にしているのは一部の富裕層のみで、それ以外は貧困に苦しんでいる。貧困街では犯罪や麻薬売買などが当たり前に行われており大変治安が悪い。
ラスナ大陸北部
ウンディーネの怒り によって北世界と南世界に分断された大陸の北世界側。大部分が樹海で構成される為、余所者はまず迷う。生贄の儀式がある地域。
神信仰が根強い地域で自然主義なので、現在各地でスティーア大陸相手に反科学運動が起こっている。

元素

神[魔神]
天地万物を構築している要素であり、その頂点に立つもの。人間は神の産物に過ぎない。宇宙、生態系、自然。
ちなみに「魔神(ましん)」とは神の蔑称である。神に反抗する人間が「魔神」と呼びはじめ、それが定着している地域もある。
北世界では以下の四種に分類されると考えられている。
ノーム
『地(固体)』を司る
ウンディーネ
『水(液体)』を司る
サラマンダー
『火(変化)』を司る
シルフ
『風(気体)』を司る
魔神伝説 ましん-でんせつ
が人間に対して危害を加えた事件、歴史。『裁き』や『天罰』とも呼ばれる。天変地異など間接的なものから原因不明死など直接的なものまでの全てを含む。
最近起こった「魔神伝説」は百年前で、南世界で起こったとされる(⇒『魔神伝説』)。その余波の一つが「スティーア大陸東部の氷漬け」で、今日北世界人の会話に出てくる「魔神伝説」と言えば大方それのことである。
魔姫(まき)[セピタ]
神の箱庭のどこかに存在する
背に六対の翼を持った人間の女性の姿で、尖った耳に赤い目(赤眼種)をしている。人間の女性のを借りて産まれてくるが、人間とは似て非なる存在である。人間よりも神に近い存在である為、北世界では「資源」として扱われている。
ちなみに北世界の魔姫が性的魅力のある女性の姿をしているのは魔姫が「魔神伝説の一部」だからである(観賞用奴隷を作った北世界人への裁きとして、人間の男性を誘惑し堕落させる存在)。
神エネルギー[魔力]
の力や魔姫を「資源」として利用する際に使われる言葉。また魔法の素質や才能という意味で使われる場合もある。
魔法[魔術]
四種のを自在に操り、意図的に万物の一部分を操作する技術。
北世界では神と調和する修行と素質を必要とする為、使える人間が限られている。そのため、魔術師(魔法を使いこなせる人間)は地方によっては偏見の目で見られている。
召喚術/召還術 しょうかん-じゅつ
一定の範囲内のを出現・消滅させる技術で、魔法の主な仕組み。無から有を生み出し(召喚術)、有を無にする(召還術)。
煉丹術
物質を全く違うものに変え(召喚と召還を同時に行う)、奴隷制確立の一過程である「不老不死人間」の作製を目指す為の技術。内容は「鉱物から不老不死の霊薬を作製する」というもの。まだ完成していない。
衰退していたが、百年前よりアラバンダ=レッガス公爵家が復興させた(関連「レッガス研究所」)。しかし煉丹術の開発は不毛かつ多くの人体実験を必要とする為、反対する者も少なくない。
錬金術
魔法を使いこなせない北世界人が編み出した物質変換技術の事。
魔法と違って無から物質を発生させたり消滅させる事はできないが、物質を合成・分解して科学技術を飛躍的に上げる事ができる。
今や奴隷制度を維持する為に欠かせない技術(関連「魔法文明」)であるが、魔神伝説の余波から百年が経ち本来の目的(奴隷進化)が忘れられ始めている。

瞳色

瞳色信仰 どうしょく-しんこう
北世界人の「瞳色(虹彩の色)信仰」とは言い換えれば「瞳色差別」である。その為、北世界では瞳色を隠す眼鏡やサングラスの技術がずば抜けて高くデザイン性に優れている。高価で失明の危険性を伴うが瞳色をほぼ完璧に偽る事が可能なカラーコンタクトという代物も存在する。
赤い瞳の女
魔姫が赤い瞳の女性であることから、古よりレッガスカクタスでは赤い瞳の女性は「優れた魔術師」として大切にされている。しかしその他の地域では『赤眼の魔女』と恐れられている事が多い。
黄色い瞳
北世界で最も美しいとされている瞳。
もともと黄色い瞳の人間は存在しなかったが、瞳色信仰心の強いカクタス人が人為的交配によって生み出すことに成功した。生み出された彼らは数百年にわたり観賞用奴隷の頂点に君臨していた。しかし、人々の間で眼球(宝石同様の扱い)の奪い合いが起こり黄色い瞳の人間はふたたび幻のものとなった。眼球のホルマリン漬けは大変希少価値が高い。
瞳色名 どうしょく-めい
その人の瞳色(虹彩の色)を表すミドルネームの事。瞳色鑑定士に認定された者だけがミドルネームを名乗る事が出来る。自分の瞳の色を示す事が血統の証明になる者もいれば屈辱の烙印となる者もいる。その為、隠す人も多い。
純血を保持する貴族の名は「瞳色名」と「姓名」がイコール(=)で結ばれている。また、赤眼種パイラの瞳色名は通常頭文字で表記する。
赤眼種 しゃくがん-しゅ
古より北世界に定着している差別的な人種分類。突然変異により生まれつき色素を持たない、または少ない為に瞳色(虹彩の色)が赤〜白っぽく見える人。紫外線に弱い為、夜間の活動に向いている。弱視。瞳色が赤色に近いほど魔力が高いと信じられている。
瞳色を宝石同様に扱う観賞用奴隷商人達からはブランドのように扱われており、黄色い瞳同様に眼球が売買の対象となっている。
赤眼種は定められた瞳色名(ミドルネーム)で呼ばれている。頭文字が一般的。
「ファーストネーム・ミドルネーム」というようにファミリーネームを省略して瞳色名で止めたり、瞳色名単独で呼ぶなど、瞳色名を強調する呼び方は屈辱的な蔑称。
R.[ルーベラ]
赤眼種の一つ。瞳だけでなく髪や肌にも色素を持たない人で、瞳が赤色に近い人。アルビノ。紫外線に凄く弱い。
K.[クリュスタロス]
赤眼種の一つ。瞳だけでなく髪や肌にも色素を持たない人で、瞳が白色に近い人。髪と肌が紫外線に弱く瞳もそこそこ弱い。
赤眼種の中で一番特殊に見られており、実親に捨てられ収容所に隔離されて生きる事が多い。(⇒「ホワイトパール孤児院」参照 )。
C.[カルネウス]
赤眼種の一つ。髪と目に色素が無く、紫外線に弱い。白い髪に赤い瞳。
A.[アチヤテス]
赤眼種の一つ。肌と目に色素が無く、紫外線に弱い。白い肌に赤い瞳。
S.[セレーネ]
赤眼種の一つ。目に色素が無いため白っぽく見え、紫外線に少し弱い。
G.[ガラナイツ]
赤眼種の一つ。目に色素が無いため赤っぽく見え、紫外線に弱い。
B.[ビコロール]
赤眼種の一つ。片目が色素を持たず赤〜白色をしており紫外線に弱い。オッドアイ
アラバンダ
アラバンダ=レッガス公爵家の特徴である「遺伝性」赤眼種の一族のミドルネームで、瞳に色素が無く赤色に見え紫外線に弱い。瞳色信仰によりわざと赤眼種になっているので「見えない事」を「悟り」と称し、誇りに思っている。

身分

奴隷
北世界における一番下の身分にして一番重要な身分。
北世界では魔神伝説の引き金となる「戦争」を防ぐ為に奴隷制が確立されている。また奴隷で支配欲を満たす事により人間は「に支配される苦しみ」から逃れる事が出来ると考えられている。
そして「北世界の科学は奴隷の為に存在する」。円滑で快適な奴隷制を確立するために、奴隷に強靭な肉体や従順、さらには無性生殖や不老不死等の要素を付加させる事が望ましいと考えられている。科学と共に進化する奴隷は、実は他の身分より優れた強化人間なのである。
なお北世界の奴隷は労働用奴隷と観賞用奴隷の二つに分類される。「労働用奴隷」は読んで字のごとく労働作業に従事する奴隷の事である。「観賞用奴隷」は以下参照。
観賞用奴隷
ペットや美術品のような扱いを受ける奴隷のこと。労働用奴隷と違って労働の義務が無い。所有者に求められるものが「容姿」である為、彼らは美しいほど恵まれた生活を送ることが出来る。しかし自由権が無く、性的奴隷として扱われる場合が大半なので精神的に困憊する。それでも生きていけるのは彼らが「自分の生まれを運命だと割り切っている」、または「衣食住に困らない現状に満足している」からである。
よく観賞用奴隷は「タダ働きの娼婦男娼)」と例えられている事から、彼らを毛嫌いする人々も少なくない。
また、海竜派内の観賞用奴隷は「暗巾」と呼ばれ、聖職者に仕えるとされている。
研究者
奴隷を進化させる為だけに存在する職業(近年では本来の目的が忘れられがちである)。魔術師と錬金術師が多い。
三大公爵
Artificial Rose』にて実質北世界の最高権力を握っている身分。貴族の頂点であり北世界の頂点。現在公爵の爵位を持つ人間はアルジャン=ブリンガル公爵、ショール=シルゾルト公爵、アラバンダ=レッガス公爵の三人だけである。それぞれがスティーア大陸の三分の一を統治している。

組織

アラバンダ=レッガス公爵家
アルマンディン・ガーネットの瞳を持つ女系一族。通称『レッガス家』。
遺伝性赤眼種の一族で視力を失う運命にある為、公爵直系の女性は盲導熊を常に連れている。 (「アラバンダ」参照)
また彼女達の高度な魔法技術と赤い瞳魔姫を連想させる。公爵領が氷に閉ざされた国という事もあり、彼女達は周囲からミステリアスな印象を持たれている。さらに人体実験を行っている疑惑があり、一部では「氷の心臓を持った魔女」扱いされている。
レッガス研究所
レッガス公国管轄の下、魔術師を中心に煉丹術開発実験など奴隷進化の為の研究を行っている。二十年前の「ブリンガル・レッガス合同不老不死開発プロジェクト」で不老人間の作製に成功した。
ショール=シルゾルト公爵家
ショールの瞳を持つ一族。通称『シルゾルト家』。四つの侯爵家を配下においている。
蒸気機関に力を入れており、北世界中に蒸気機関車や蒸気船を走らせようとしている。
ホワイトパール孤児院
シルゾルト公国が保有する、北世界で唯一クリュスタロスの孤児達を扶養・教育している施設。ここから多くの蒸気機関技術者や義肢装具士などが北世界中に輩出されている。
アルジャン=ブリンガル公爵家
白銀の瞳を持つ一族。通称『ブリンガル家』。
血統に対して厳格である為、落胤は無情に切り捨てる(一族以外の血を汚れたものとみなす差別的な風習によるもの)。
一族の、特に男性が見た目に華やか(美しい顔立ちに黄金の巻き毛を持ち、大柄の体躯でペガーズを華麗に乗りこなす様は世の女性達を魅了してやまない)。
ナール研究所
ブリンガル公国管轄の下、錬金術師を中心にキメラ作製など奴隷進化の為の研究を行っている。二十年前の「ブリンガル・レッガス合同不老不死開発プロジェクト」で不老人間の作製に成功した。その後、魔姫と人間のキメラを作製する実験も行われたが失敗に終わった。
海竜派[カクタス連邦政府]
教の一派で、ウンディーネに雨乞いをするカクタス連邦の行政を兼ねた国教会
一般信者以外の海竜派構成員は、役職を示す特定の色のターバンを着ける義務がある。主な役職と色は以下の通りである。
顕巾 [けん-きん]
祈祷を行う聖職者で海竜派最高位。政治も行う。肩印八芒星。白いターバンを着用している。
明巾 [めい-きん]
海竜派を護るの精鋭魔術師。肩印七芒星。赤いターバンを着用している。赤い瞳の女が多い。
暗巾 [あん-きん]
聖職者に携わる観賞用奴隷。聖職者の肩印逆星。黒いターバンを着用している。美しい者が成り上がる世界。
雨竜派[粛清十字軍]
カクタス連邦の貧困階級から生まれた「海竜派の討伐(聖戦)」 を目指す教派・軍事宗教団体。海竜派が連邦政府を兼ねているため、「国家反乱軍」とも呼ばれている。殉教主義。肩印は「血の粛清」。
人材派遣会社ブルーローズ
カクタス大陸に所在する人材派遣会社。安い賃金で現地人を雇っている外国人経営の会社。社長は代々「ディエティー・ブルーローズ」という偽名を名乗る。社員は必ず青色の薔薇の刺青を肩印として彫らなければならない。
「人材派遣会社」とは表向きの姿で、その実体は「人身売買会社」である。主な商品は北世界中から拉致してきた観賞用奴隷。髪の毛や眼球、臓器なども売っている。
海竜派に属す観賞用奴隷商人を「公娼売人」と呼ぶのに対し、ブルーローズは「私娼売人」と呼ばれる。

文化・風習

魔法文明
北世界の文明は神の力を借りる事で成立しており、人がを切り離して生きる事は難しい。神依存からの脱却を目的に作られた奴隷進化の為の「強化人間」やシルゾルトの「蒸気機関」も、神の力を借りなければ作る事が出来ないのが現状である。
神信仰 かみ-しんこう
信仰者は南世界に多いが、反神主義の北世界でも地域によっては根強い。例えば、『Artificial Rose』では百年前の魔神伝説で氷に閉ざされたレッガス公国や日照りの続くカクタス大陸の影響で、人々は神が天変地異を起こさないよう祈っている。代表的な組織は「海竜派」。
肩印 けんいん
カクタス人が左肩に彫る、自身の証(信念)となる刺青のこと。カクタスでは肩印が身分証明の役割をしているので、左肩部分が開いた服が多い。改宗などで二つ以上必要な時は下に続けるか上に被せる。
カクタス人はよく「この肩印に誓って〜」や「この肩印が目に入らぬか!」のような台詞を口にする。命の次くらいに大事なものである。
代表的な肩印の形状には以下のようなものが挙げられる。
星の印章
海竜派に関わる人間が彫る星型多角形の刺青。身分によって形状が異なる。
八芒星
七芒星
六芒星
五芒星
上記に該当しない海竜派信者
逆星 さかぼし
海竜派に属する奴隷暗巾も含む)
血の粛清
雨竜派に所属する人間が彫る赤い十字の刺青。
刺青を彫る際、切り傷を付けるのは自分でなければならない。それから形はいびつでも構わない。「血を流して彫る」事が重要なのである。海竜派から改宗した者は星の印章の上に彫る。
白い薔薇と青い薔薇
カクタス大陸から北世界全土に広まった言い伝え。「白い薔薇」は平和の象徴、「青い薔薇」は自由の象徴とされている。
しかし近年カクタス内では「青い薔薇」が反乱や亡命の象徴と化してしまった為、海竜派は「青い薔薇」に関連するものを所持することを禁じている。(⇒関連「エリザベス(薔薇) 」)
中人式 ちゅうじん-しき
婚姻できる年齢に達した人を祝う行事で、十三歳の誕生日に行われる事が多い。
神隠し
突然北世界の人や物が消失する現象。運良く帰ってこられた人の証言によると「南世界人に召喚された」らしい。

人工生物

キメラ
錬金術等の手段を用いて「二種以上の生物を掛け合わせて作製された一個体」のこと。
ペガーズ
ブリンガル公国が発祥の「白鳥」と「白馬」を魔術錬金術で合成した生物。当初は見かけだけ「翼の生えた白馬」であったが、改良に改良を重ねて空を飛ぶ事が可能になった。しかしまだまだ乗りこなすのが難しい。その為「ペガーズ馬車」の運賃は高額で、庶民はなかなか手が出せない。
モンスター
ナール研究所や飼い主が放棄し、野生化して人を襲うようになったキメラ
または、突然変異で生まれた人間に害をなす生物全般を差す(錬金術が盛んではない南世界ではこちらのほうが一般的)。
ヒトキメラ
人間を合成の材料にして作られたキメラのこと。強化人間。現段階では「人間」としてではなく「被験者」として扱われる事が多い。「奴隷制確立の為の人種改良」が作製の主な目的であり、それ以外の用途で作製することは禁じられている。
十七年前に行われた「ブリンガルレッガス合同不老不死開発プロジェクト (人間と魔姫を掛け合わせる実験。失敗に終わっている)」が有名。
エリクシール
不老不死に近い人間のことで、究極の奴隷を得る為に必要な存在。現時点では完全な不老不死は実現されていないが、ナール研究所が不老人間の作製を成功させた。
P.[パイラ]
レッガス研究所が開発した赤い色素(パイロープ・ガーネット)の瞳を持つ人造魔女の試作品。色素の無い赤眼種と違い、紫外線に強く弱視にはならない。
エリザベス(薔薇)
薔薇キメラの品種名。エリザベスと言う名前は発明者の母親の名前である。
一見黒く見えるが、実は暗い青色の薔薇。花びらを光に透かすと鮮やかな青色を現す。これは海竜派の青い薔薇規制に対抗する為の仕掛けで、自由の権利を取り戻す為の「希望の花」である。
ホムンクルス
錬金術等の手段を用いて「無機物から作り出された人工生命体」のこと。キメラ同様、生態系を崩し魔神伝説を引き起こすと考えられているため、奴隷制確立以外の目的で作製することは禁じられている。
盲導熊
アラバンダ=レッガス公爵家の直系の女性は中人式の日に白い小熊を一頭与えられる。熊はアラバンダの弱視や盲目を助けながら飼い主と生涯を共にする。護身用でもある。
時たま二本脚で立つ姿が怪しげなことからホムンクルスではないのかと噂されているが、公爵家ならびに研究所はあくまでキメラと主張している。